フェルミ推定 ある本より
みなさんおはこんばんにちは〜
大学は、毎日が休日
「こここここっつん」です。
今日は12月11日(月)です。
エコノミストやアナリストが特定の産業の市場規模を計測するとき、あるいは普通のサラリーマンがビジネスシーンで上司や取引先から突拍子もない質問をされた時に大いに役立つのが「フェルミ推定」とよばれるスキルです。
聞き慣れない「フェルミ推定」というのは、イタリア人の物理学者エンリコ・フェルミがよく使っていた方法で、日常的な体験や身近な数字をもとにあるものの大きさを推定することを指します。
例えば、フェルミがシカゴ大学の学生に与えた有名な課題のひとつに「シカゴにはどれくらいの調律師がいるのか?」というものがあります。
「フェルミ推定」を使えば簡単です。
まず、当時のシカゴの総人口が約300万人ということがわかっているので、1世帯は5人家族として、60万世帯という世帯の数字が出てきます。20世帯に1世帯の割合でピアノを所有してると仮定すると、シカゴに存在するピアノの数は3万台ということになります。
どのピアノも1年に1度は調律が必要であるとして、さらに、調律師は1日2台の調律ができて1年間に200日働くとすれば、3万台÷(2台×200日)=75人となります。
答え およそ100人
アンダーラインのところを変えればいろんなところで役立つと思います。ぜひ使ってみてください。
『フェルミ推定』でした。
KKT(終)
つづく…